投稿日:2005-10-29 Sat
我家の基礎工事が、順調に進んでくれています。我家の後ろに崖があるために、2人の大工さんから「別の場所に土地を見つけたほうがいいのでは?」と、勧められてしまいました。
しかし、私達家族にしてみれば、19年前にこの土地と中古住宅を購入し、子供部屋の改造工事のローンが若干残ったものの、やっとの思いでローンを払い終わったばかりの土地です。
おいそれと出て行くわけには行きません。
ましてや、
選挙でさんざん世話になった町内を、「地震があったら出て行った・・・。」なんてこと事はできるはずもありません。
大工さんに「此処に家を建てる!」と言い張り、2人目と3人目の大工(共に同級生の設計士)と相談して、自分で設計しました。
いざ、着工!!!
しかし、「傾斜地で建築許可は、県の認可が必要」と、またもや二の足を踏んでしまいました。
・・・あちこちに相談をしながら、幾つかのハードルを越えて現在に至っています。


今日は、家に帰ってから
私達夫婦と長男・次女の4人で、外装・内装・室内レイアウト等を晩飯を食べながら相談をしました。
新築の喜びとローン返済で、喜びと不安がセンターラインを行ったり来たりしています。
・・・これも、生みの苦しみかも?
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投稿日:2005-10-28 Fri
不覚にも今日はお疲れモードで、新聞配達にも寝坊をし、晩酌をしてからブログを書き込もうとしたが、娘の部屋でTVを見ながら眠り込んでしまった。先ほど風呂にはいり、慌ててブログを打ち込んでいる。このまま朝の新聞配達を迎えてしまいそうだ・・・。
降雪前の準備もコツコツと
震災のTV報道が特集を組んでいるので、私も震災の回顧録?をつづってみた。しかし、現実に降雪は待った無しのなので、降雪前の準備も少しずつではあるが進んでいる。
爺ちゃんは田んぼの中にくん炭まき。これが来年の有機肥料になる。

私は機械で敷設された配水管を「集水桝」に繋ぎ、モルタルなどで仕上げをします。
爺ちゃんは朝の出かけ前に家の中で、とり付かれたように豆の選別に余念がない。

投稿日:2005-10-26 Wed
今日は自宅で米販売用の営業葉書の作成や、税務署での学習会に参加をして来ました。その後、時間が取れたので溜まっていた使用済み割り箸の炭焼きをしてきました。
使用済み割り箸の炭になるまでの手順を紹介します。
① 市内の協力店から協力を頂いた使用済みの割り箸が、私達『エコネットおぢや』のボランティアスタッフが回収します。
② 回収された箸は、『山本山市民の家』敷地内の炭焼き小屋に集められます。
③ 集められた箸は、炭焼釜に入れられます。

④ 着火口から着火します。

③ 煙の様子を見ながら送風を止めたり、通気孔の蓋をしめます。

④ 蓋の密閉後、2~3時間で炭が出来上がります。(箸の量により若干のずれがありますが・・・。)


この炭を袋詰めにしたり、少しばかり化粧?をして販売をしています。
車内や冷蔵庫、トイレ、玄関などの消臭に、畑やプランターなどの肥料や土壌改良剤に効果あります。
現在、この販売方法が課題で、検討を進めています。
アイデアと協力を頂ける方は、連絡をお待ちしています。
詳細は http://park19.wakwak.com/~satoto/index2.html 『わりばしリサイクル』
投稿日:2005-10-23 Sun
震災から一年・・・。きょうの我家は、初鍋を囲んでつつましい?団欒・・・。
誰が切り出すこともなく、一年前の話題になってしまいます。
爺ちゃん「○○(長男)にじっとして待っていろと言われ、手を引かれて家を出たけど、どうやって出たのか覚えていない・・・。」
私、「爺ちゃんが無事なのは倅のおかげだ。みんな、倅をほめてやってくれと、兄弟みんなに言っているよ。」
爺ちゃん「どうやって家を出たか覚えていないけど、片足にスリッパしか履いていなかった。○○(長男)が、爺ちゃん待ってろ!と言って玄関に入って俺のズックを持って来てくれたっけ。」
どこの家族も、みんなこうやって助け合って生きているんですよね・・・。
この絆があれば、どんな苦労にも負けるはずがないよな~。と思うのは私だけ?
P.S.
今日は、市内のあちこちで防災訓練が実施されています。
対策本部?(町内の消防小屋)にて、私達消防団は待機

その後、近隣町内にて自主防火作業説明

同じく、隣町内(自主防災会)による、消火作業訓練


投稿日:2005-10-16 Sun
市内のあちこちで、復旧工事が展開されています。国道が例?の土砂崩れで通行不能・・・。
そのしわ寄せが朝夕の通勤時間帯だけに留まらず、慢性的な渋滞を招いています。

幹線道路だけでなく、私の町内も河川やガス水道の復旧工事が始まり、震災直後のような交通支障を招いています。

しかし、復興景気の美味しい所はわずかな市内の土木・建築業者と市・県外のその関係業者に絞られています。
多くの市民は収入が減ったり、転勤を言い渡されたり、私達と同じようにローンの返済に頭を痛めたり、復興の目処も立たず途方にくれている人が殆ど何んですよね・・・。
復興は工事関係だけでは終わらないことを、もっと多くの人に知って欲しいものです。
投稿日:2005-10-14 Fri
今日は乾燥、調整(籾摺り)、選別、計量、精米作業に勤しみました。1.(写真1枚目)向かって左が乾燥機 15%に乾燥された米は、2階の籾桝(もみます)に一時ストックされます。長期保存には、籾がついたまま(写真2枚目)で保存をします

2階の籾タンク

2.(写真3枚目)中央が調整機(籾摺り) 2階の籾桝から4本のグレーの筒を通って調整(籾摺り)機の中に入り、もみが剥がされ玄米になります。
3.(写真3枚目)右の機械が選別・計量器
玄米の不良品を取り除き、袋詰めのために30.5kgに計量されます。
4.(写真4枚目)一番手前の機械が石抜きと精米機 ここで石が取り除かれ、精米が行われます。

石抜きと精米作業
左側の機械で石を抜き、右側の機械で精米を実施します。

今日、ここで精米された米は、夕方の郵パックで長野県のお客様にお送りし、他にも玄米で広島県に発送しました。
投稿日:2005-10-10 Mon
稲刈り前に雑草を取り除きます。特に「クサネム」と呼ばれているまめ科(?多分)雑草が、この豆は黒い色をしていて、米粒台の大きさですので調整で取り除けません。
消費者はこの黒い豆を、ねずみの糞と間違えて非常に嫌います。
米を研ぐときに取り除けば何ともないんですが・・・。やはり消費者には、目で見る食感も重要視されています。
このような雑草が生えないように除草剤を捲くことも一つの対策法です。しかし、私は除草剤散布を田植直後の一回だけにしていますので、その後に生えた雑草は、このようにコンバインを止めて、人力で田んぼの中を歩いて雑草を取り除いています。

親子3代揃っての稲刈り(P.S.私はカメラマン、3代目長男はカメラ嫌い・・・。御容赦を)

はとこを抱いて稲刈りをする長男

昨年の画像ですが姉夫婦親子が稲刈りの手伝いに来てくれました。
投稿日:2005-10-09 Sun
天気予報が良かったので、埼玉と長岡の姉妹が稲刈りの手伝いに来たのですが、あいにくの曇り空・・・。昨日の雨が稲に絡みつき、乾いてくれません。
稲が湿っていたのでは、稲刈りは出来ません。
そこでみんな揃って畑の収穫に勤しみます。
今晩のおかずにヤツガシラを掘り起こし、ズイキの皮をむくもの、ヤツガシラの皮をむくカミさん、大根もまだまだ未熟なうちに今晩のおかずになってしまいます。


この日は、震災後初めて親子で山の家に泊まりました。
泊まると決めたものの戸が全部外れたままなので、寒くて仕方がありません。そこで早くも電気炬燵を取り出し、ささやかな復興祝い・兼収穫祝い。
震災後、初めて山の家(爺ちゃんが作った家)の風呂に入り、親子4人で泊まりました。
投稿日:2005-10-04 Tue
我家の復興に向け、基礎工事が始まり、具体的な資金調達に動き出しました。

ところが・・・。

銀行に相談に行くと
家の建築主は私とカミさんと長男にして、建築許可を取りました。
しかし、私とカミさんでは、建築資金の借り入れは難しいとのこと。
我家ではお家再興と平行して、全耕作地が被災した棚田の復興も進めています。
「新築に借り入れを起こしては、農業の復興資金調達が難しいかも?」と、考えていたのですがそれ以前の問題でした。私達夫婦が新築のための資金を借りられないんです・・・。
その結果、
我家のお家再興は22歳の長男が借り入れを起こし、私達夫婦はその保証人になるようにと・・・。
50歳前の私達夫婦が、新築のために金を借りられないと言う現実。
もし長男が同居していなかったら、私達夫婦がお家再興を目指すのは無理というもの・・・。
それじゃ~、ずっと仮設暮らしかいね?
知人に情けない実態を愚痴ると「借りられるだけいいよ。何も出来ない人もいるんだから・・・。」
震災景気に乗れる人もいれば、途方にくれている人もいるんでしょうね・・・。
震災からあっという間の一年・・・。
震災イベントだけでなく、住居の再建に苦しむ人、永年住んでいた土地を離れざるを得ない人、耕作地を捨てざるを得ない人、既に小千谷を離れた人・・・。
こんな人たちにもスポットを・・・。
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