投稿日:2006-12-23 Sat
仮設にクリスマスプレゼント
以前から、「多くのボラの方にお世話になりながら、手伝えることがあったらお手伝いを」
と思っていたのですが、中々時間が取れませんでした。
今日、「仮設住宅にプレゼントを持って回りたいけど、運転手が・・・。」と言うことなので運転手を兼ね、東京からのボラの方と市内高校生と一緒にプレゼントを配ってきました。
寂しくなった仮設住宅

喜ぶべきことかもしれませんが、撤去が進み空き部屋が目立つ仮設住宅と、撤去後の残骸を見ると複雑な気持ちでした。

自立の目途と孤立化
プレゼントを配りながら、今後の自立(自宅再建)の目処を訪ねると「新築(改修)が間に合わなかった」と言う住人もいらっしゃいましたが
「目途は立っていない」という方も結構いらして、びっくりしました。
また、他の仮設住宅の取り壊しによって、移り住んだ方も多数いらして
「近所と付き合いがない」「面識がない」という方もいらっしゃいました。
私達家族が住んでいた仮設住宅の隣のお母さん(70代)も
「お前さん、新しい家に引っ越されて良かったのう。おらぁ、まだ此処にいるてぇ~。この棟の並びもオラばっかりになってしまっとう。」と、寂しそうでした。
このご家族は村を離れ、市が用意した復興支援の宅地に転居を決めています。
深刻な3度目の冬
仮設住宅の建設当時は地域ごとにまとまって住んでいたのですが、今は空き家が多く、その空き家の中に「面識のない方」が点在しているようです。
訪問した時間帯のせいでしょうか?
近所の付き合いがないだけでなく、残っている殆どは高齢者の方々でした。私達家族も仮設住宅で2回の冬を過ごし、「もう、仮設での冬はイヤ!」という思いで新築を急ぎました。
仮設住宅で、3度目の冬を迎える被災者の冬は深刻です。
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