投稿日:2007-01-21 Sun
思いもかけない暖冬が続いています。温暖化の心配もありますが、2年連続の豪雪に泣かされた雪国の人間としては、暖冬小雪を少しばかり素直に喜びたいと思います。
しみわたり(凍み渡り?)

たぶん漢字では「凍み渡り」と書いて間違いがないと思います。

雪国の春の風物詩に「凍み渡り」が有ります。
前日の好天気で雪の表面が解けて水分を多く含みます。夜冷え込み、放射冷却現象でその表面の水分が凍り、雪面が固くしまり(凍みる)雪の中に足が埋まらずに歩いて歩けます。
春先の天候が良い日に、この現象が現れます。
子供の頃は雪藪が凍みるといつもより早く家を出て、あちこちの野山を「凍み渡り」をしながら学校に行ったものです。
今朝は気温が下がり、積雪の少ない我家の前でも朝日を浴びながら「凍み渡り」を楽しむお爺ちゃん・お父さん・小さな子供さんの姿を見ることができました。
暫く私も忘れていた遊びを見ることが出来、暫しその風景を楽しんでいました。
「凍み渡り」は、気温が上がると凍みた雪が解けてしまうので、太陽が昇って気温が上がるまでの僅かな時間でしか楽しめません。
今年は積雪が少ないのですが、子供の頃はどんなに大雪でも春になると一面雪だらけの野山を自由に飛びまっていました。
お天気のいい日に普段は登ったこともない山の上から眺める雪景色の開放感は、子供心にも言い表しようのないものでした。
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